鹿児島・伊集院にある小児科専門の病院です。

脱水に気を付け、水分補給につとめましょう。

 水分補給が大切です。水分を多く飲むから水っぽい便になるのではありません。下痢で水分が失われるので、水分をとる必要があるのです。

 

腸が「食べ物の消化や吸収をお休みしています」というサインです

 食欲がないときに無理に食べさせる必要はありません。食欲はあっても、むしろ控えめにして、弱った胃腸を休ませてあげましょう。

 「腸に悪いモノが入っているので外に出しています」「腸が疲れています」 などのサインかもしれません。

 下痢したからすぐに『下痢止め』は×です。

 

「何を食べたらいいかな?」便と相談

1.便が水のようなら、水分を中心に

 OS-1などの経口補水液、白湯、緑茶、番茶、野菜スープ、みそ汁の汁、おもゆなど。

 

2.便がドロドロなら、ドロドロの食べものを

 豆腐、パン粥、つぶしたバナナ、にんじんやかぼちゃの煮つぶし、リンゴのすりおろしなど。

 

3.便がやわらかい程度なら、やわらかい食べものを

 おかゆ、うどん、白身魚の煮付け、とりささ身、野菜の煮付けなど

 

※ 冷たいもの、油っぽいもの、刺激物、砂糖(ブドウ糖)の入ったジュース、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、生野菜、玄米などは避けましょう。

※ 赤ちゃんの下痢の時、基本的に母乳は制限しません。

  人工乳の場合は1/2~2/3の濃度に薄めて与えることがあります。

 


清潔を保つことが大切です

 こまめにオムツをかえてください。

 市販のおしり拭きは刺激になり、痛みが出たり、赤みが増す場合があります。

 綿花やガーゼを湿らせたもので押し拭きして下さい。

 必要に応じて軟膏処方しますのでご相談ください。

●下痢が頻回

●水分がとれない

●吐いたり、熱が高い

●元気がない、ぐったりしている、顔色が悪い

●おしっこの量や回数が少なくなった

●赤い便、黒い便、白っぽい便が出たとき

 

※感染性下痢の場合は、家族内や幼稚園・保育園等で流行するおそれがあります。

 おむつ交換後は必ず石鹸で手を洗いましょう。