鹿児島・伊集院にある小児科専門の病院です。

うんちは毎日でなくてもいい

 生後1か月をすぎると便の回数が減ってきます。便が2~3日出ないと便秘かしらと心配になりますが、まとめて沢山やわらかい便が出て、機嫌がよく食欲もあるなら、便秘とは考えなくていいのです。

 しかし、①排便が一週間以上ない ②毎回硬い便で、いきんでもなかなかでない ③今までより排便の量が少なく食欲がない ④おなかがパンパンにはっている、などのような場合は、便秘の可能性があります。

 

便秘のときの工夫

◆おなかをやさしくする。

◆柑橘系の果汁や麦芽機などを与えてみましょう。

◆離乳食が進んでいれば、果物や野菜を加えてみましょう。キャベツ・大根・白菜・カブ・ほうれん草・アスパラガス・セロリ・ねぎなど、よく煮てからつぶして、おかゆなどに混ぜて食べさせてみるとよいでしょう。






綿棒浣腸

 綿棒にオリーブ油などをつけて、おしりの穴をくすぐってみましょう。たいがいはこの方法で便が出ます。刺激ですぐに便が出ることがあるので、おむつは敷いておいたほうがよいでしょう。


 

イチジク浣腸

 どうしても便が出ないときは浣腸をします。浣腸器の先端にオリーブ油などを塗り、おしりの穴に挿入し液を注入します。浣腸器を抜いたら紙で2~3分おしりの穴を押さえて、液がもれないようにします。