鹿児島・伊集院にある小児科専門の病院です。

 何かの病気で便秘になることもありますが、診察を受けて、そのような病気ではなさそうだとわかったら、次のようにしてみましょう。


うんちは習慣

 毎日、決まった時間にうんちをする習慣をつけることが一番大切です。日頃、うんちがよくでる時間を参考に、「朝食の後」、「夕食の後」と決めて、トイレに行かせてみてください。親が一緒に「う~ん」といきんであげるといいでしょう。

 はじめのうちは、便意がなくても行かせてみましょう。

 トイレに行くのが楽しくなる工夫をしましょう。叱りつけたり、無理強いするのは逆効果です。

 

 

食事で治す

 せんい分の多い食品を材料に調理してみましょう。

 

1)いも類 / さつまいも ・ さといも ・ こんにゃく

2)野菜類 / 白菜 ・ キャベツ ・ ピーマン ・ なす ・ にら ・ もやし ・きゅうり ・ ごぼう ・ 大根 ・ 人参 ・ かぶ ・ ねぎ ・ おくら

3)豆類 / 大豆 ・ あずき ・ おから ・ 納豆

4)穀類 / 麦飯 ・ コーンフレーク ・ オートミール

5)果実類 / みかん ・ オレンジ ・ あんず ・ 乾燥プラム ・ パイ ナップル・ メロン

6)きのこ類 / しいたけ ・ しめじ ・ えのき

7)海藻類 / わかめ ・ 昆布 ・ のり ・ ひじき

 


薬を使う

 便は定期的にかつ快適に出すことが重要です。

食事療法や生活改善を実施しても便秘が改善されないときは、お薬や浣腸液を使用することも大切です。医師の指示のもと適切に使用することで、習慣(くせになる)になる事や自分で出しにくくなることはありません。

 

 

  年長児の便秘では、まれに心理的ストレスによるものがあります。検査も異常なく、食事を工夫しても効果がない場合は、母親をはじめ家族の生活全般を振り返ってみることも必要です。